好きな時期や場所にて、2人だけのオリジナルウェディング写真が撮れる「ロケーションフォト」。
コロナ禍に突入してから特に人気を博しており、結婚式の前に行われる「前撮り」や「フォトウェディング」として「ロケーションフォト」を選択するカップルが増加しています。
本記事では、ロケーションフォトとスタジオ撮影の違いやどのような写真が撮れるのか、ロケーションフォトにおすすめの場所などをご紹介します。
ロケーションフォトって何?
ロケーションフォトとは、結婚のタイミングで撮影する写真の種類の1つ。
結婚式を挙げずに写真だけを撮影する「フォトウェディング」や、結婚式前に撮影する「前撮り」を“どこでどのように撮るのか”を示した言葉です。
海辺や神社など、屋外で撮影するウェディングフォト・前撮りは、まとめて「ロケーションフォト」と呼ばれています。
一方、ロケーションフォトとよく比較されるのが「スタジオ撮影」と呼ばれる撮影方法。
スタジオ撮影は、ロケーションフォトと異なり、室内の設備が整ったフォトスタジオの中で撮影されます。
2022年9月23日に「冒険社プラコレ」が発表した「「リアル前撮り事情」に関する実態調査」では、回答者1,507名のうち「前撮りをした」と回答した人は77%に上りました。
また「前撮りをした」と回答した方に「撮影場所について」聞いたところ、64%の方が「ロケーション」と答えています。
ロケーションフォトはコロナ禍によって結婚式を挙げるタイミングがなくなってしまったカップルや、「フォトウェディング」のみを希望しているカップルに人気を博しています。
スタジオ撮影よりも2人の希望が叶えやすく、唯一無二のウェディング写真が撮影可能です。
スタジオ撮影との違いとは
ロケーションフォトとスタジオ撮影は、撮影場所や費用、所要時間など、大きな違いがあります。
1番大きく異なるのは、撮影する場所。
公園や海辺、神社など、2人の好きな場所で撮影ができるロケーションフォトと違い、スタジオ撮影は、規定のフォトスタジオにて撮影が完結します。
着替えやメイク、移動の手間が省け、ロケーションフォトよりも拘束時間が短い傾向があります。
また、フォトグラファーの負担が少なく、移動もないためロケーションフォトよりもリーズナブル。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2021」によると、ロケーションフォトの平均費用が18万1,000円なのに対して、スタジオ撮影は17万8,000円です。
スタジオ撮影の場合、衣装やヘアメイクなどを工夫すると5〜10万円前後で収まる可能性もありますよ。
どんな写真が撮れる?
海辺や公園、神社など、2人の好きな場所を撮影地にできるロケーションフォトは、個性豊かな写真が撮影できます。
ここでは、ロケーションフォトで撮影できるウェディング写真をご紹介します。
四季折々の色を見せる公園は、花と緑に囲まれたフレッシュな写真が収められます。
どのロケーションを選んでも撮れるのは、空を背景にした写真。
青空に推しのペンライトを掲げたり、夕日をバックにポーズを決めたり、十人十色の写真が撮れますよ。
横浜の大さん橋や、東京駅前など、ロケーションフォトに人気のスポットも外せません。
一度は憧れるあの場所での撮影も、一生に一度の機会と思って選択してみても良さそうです。
ロケーションフォトでおすすめの場所はココ!
インスタグラムや雑誌で目にするロケーションフォトには、いくつか定番の場所が存在します。
ここではロケーションフォトにおすすめの場所と、おすすめポイントをご紹介していきましょう。
公園・庭園
最初にご紹介するのは、ロケーションフォトの定番スポット・公園です。
4〜5月の新緑の季節であれば、緑が映えるすっきりとした写真が撮影できます。
フィルム調の写真がご希望の場合は、お昼過ぎから夕方を撮影時間に設定すると良いでしょう。
ドライフラワーのブーケや、ドレスのレースが映えるエモーショナルな写真が撮影できますよ。
ただ、公園や庭園での撮影を希望する場合、撮影許可がいるかどうか、トイレはあるかなど、事前にチェックしておくポイントがいくつかあるので注意してくださいね。
海岸
浜辺や海岸もロケーションフォトの人気スポットの1つ。
海が背景になるとはいえ、写真には意外にも季節感が写り込みます。
春から夏にかけては、爽やかでカラッとした海と空の様子が、秋から春先にかけては暖かい日差しとちょっぴり乾燥したおしゃれな雰囲気が記録されますよ。
浜辺や海岸をバックに撮影する際に気をつけたいのは、風が強い日が多いということと、移動用の靴を持参すること。
海沿いはベタベタとした潮風や、突風並みの強い風も吹きやすいエリアです。
「ドレスがなびく」「自然な写真が撮れる」という意味ではメリットですが、撮影がスムーズに進まないことも予測できるでしょう。
また、砂浜での撮影の場合、特に新婦さんはヒールで移動しにくくなるでしょう。
脱ぎ履きしやすいスリッポンを1つ持参すると、靴ずれ防止や移動の時間の短縮につながりますよ。
寺院・神社
厳かな雰囲気で、キッチリとしたロケーションフォトを希望している場合は、寺院や神社がおすすめ。
場所によっては、ロケーションフォトを施設で運営しているところもありますよ。
古風な写真を撮りたい方や、家族写真を兼ねたロケーションフォトにおすすめのスポットです。
リゾート地
日本国内ではなく、海外に飛び出してハネムーンを兼ねた撮影も人気のロケーションフォトスポット。
海外となると場所探しやドレス選びが難航しますが、異世界感のある写真を記念に撮りたいと思っているカップルにはぜひ挑戦してもらいたいスポットです。
どうしても予算がかさんでしまいますが、ドレスを持参したり、セルフメイクしたりと、節約できるポイントもありますよ。
2人の思い出の場所
楽しかったデートの場所や、付き合って最初に行ったデートの場所など、2人だけの思い出の場所にドレス・タキシード姿で再来するのも一興。
常識にとらわれず、よく行く居酒屋やアウトドア空間などでも撮影を検討してみると、理想的なロケーションフォトが仕上がるでしょう。
どの場所においても、事前に撮影許可を取ることや、周囲の人の迷惑にならないことを念頭に置いておいて、撮影準備を進めると良いでしょう。
ロケーションフォトにおすすめの季節は?
衣装、ヘアメイク、フォトグラファーが揃えば、1年中いつでも撮影できるロケーションフォト。
しかし、屋外で撮影するロケーションフォトには、暑すぎても、寒すぎても、過酷な撮影になってしまいます。
極度な暑さ、寒さ、そして悪天候を避けたい場合、おすすめなのは4〜6月、9〜11月ごろの時期。
春や秋であれば、ノースリーブのウェディングドレスを着ていても快適で、撮影に集中できます。
暑さでヘアメイクが崩れる心配や、寒さで撮影が中断することもないでしょう。
ただ、この時期はロケーションフォトの繁忙期とも言えます。
春や秋に撮影を希望している場合は、撮影の半年〜8ヶ月ほど前からスタジオやフォトグラファーの確保をしておくことをおすすめします。
「Ikyo Photo Studio」ではロケーションフォト受付中!
写真スタジオ「Ikyo Photo Studio」では、公園や海岸、2人の思い出の場所でのロケーションフォトのご依頼をお引き受けしています。
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